◆スーツの着こなしに差をつける!お洒落なカフス使いとは?
『カフリンクス(cuff links)』とは、シャツの袖口(カフ cuff)を繋ぐ(リンク linkする)という意味で、これが正式名称です。カフスリンクス、と言う人がいますが、正しくはカフ・リンクスなのでご注意くださいね。
形がボタン型をしているので、
日本では「カフスボタン」という呼び名の方が一般的ですが、海外で「カフスボタン」と言っても、和製英語なので通じないことが多いです。海外でやりとりする時は、気をつけてくださいね。
また、省略して「カフス」と言う方がいますが、これではただの「シャツの袖口(カフ cuff)の複数形(+ s)」でしかありません。
上記、混同されている方が多くいらっしゃるので、ここで是非覚えてくださいね!
※当店では、文字数の制限のため「カフス」、「カフリンクス」を混在して表記します。
◆カフス(カフリンクス)の歴史と今
カフス(カフリンクス)が使用されるようになったのは、1840年頃のフランスからと言われています。当時の糊付けしたシャツの硬いカフ(袖口)は、普通のボタンで留めることが難しく、パリッとしたカフを保ち、留めるためにカフス(カフリンクス)が使用され始めました。
その後、王侯貴族の間で装飾的なカフス(カフリンクス)をつけるファッションが流行し、それを留める飾りボタンとしてデザイン性に富んだカフス(カフリンクス)が普及したとされています。
今では実用目的だけではなく、華麗なファッションのポイントとして、金、銀、宝石、エナメル、刺繍などによって、アクセサリーとしての役目を果たしています。メンズアクセサリーの中でも数少ない、装飾性に富んだアイテムであると言えるのではないでしょうか。
◆カフス(カフリンクス/カフスボタン)の種類
カフス(カフリンクス)の留め金には「チェーンタイプ、棒状タイプ、ボタンタイプ、留め金タイプ(ジョインテッド・バレル・クロージャー=バネ式のアシで留める方式)」などがあります。袖口のボタンホールの穴に通して留めるのですが、
カフスボタンの形状によって付け方・着脱のし易さが異なりますのでご注意ください。
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チェーンタイプ |
棒状タイプ |
ボタンタイプ |
留め金タイプ |
◆カフスをよりお洒落に使う為のシャツの選び方
どんな服でも大き過ぎ、小さ過ぎは着心地が悪いだけでなく、見た目もアンバランスで恰好が悪く見えてしまうものです。
そんな中、シャツのサイズを選ぶ基本は、首まわりと裄丈(肩から袖口までの長さ)です。
シャツ屋さんやスーツ屋さんでしっかり測ってもらい、しっかりメモしておきましょう。
◎首まわり+指2本分のゆとり
きりっとタイトな首まわりがお好みなら指1本分、ゆるめがお好みなら指3本分までOK。
◎裄丈+2〜4cm
特に綿100%の素材は、クリーニングや洗濯で洗っているうちに縮んでしまうので、あらかじめその分長めのサイズを選んだ方が長く着れて良いです。自宅で洗濯するなら+2〜3cm、クリーニングなら+3〜4cm大きいものを選んでください。
◎シャツ・スーツの袖
シャツ・スーツの袖両腕をぶら下げた状態で、ジャケットの袖はくるぶしの上くらい、シャツはジャケットより1〜2cm出るくらいの長さが理想です。そうするとバランスが良く、カフスもチラリと見えてお洒落に着こなせます。
◆男性の皆様、是非カフス(カフリンクス)を!!
カフス(カフリンクス)は、タイピンと並んで男性の利用できる、数少ないアクセサリーの一つです。様々な素材やデザインがあり、TPOに合わせたお洒落を手軽に楽しめます。また、ネクタイほどに色や流行に大きく左右されないのも魅力的ですね。ブランドの物も勿論、高級感があって素敵ですが、ノンブランドのシンプルなシルバーの
カフスボタンでも、さり気ない大人のお洒落感が漂います。
更に女性である私から正直に言わせていただくと、カフス(カフリンクス)をしている男性って、それだけでとてもお洒落に見えて、ポイント高い☆です。周りの人に差をつけたいなら、さりげなく袖元のお洒落始めませんか?
カフスボタンを付けるには、ダブルカフスシャツやテニスカフスシャツがおすすめです。
(詳しくは下記のページでご紹介しています)